悪臭を放つので嫌われているカメムシ。外敵に対する警告フェロモンとして悪臭を放ちますが、我々人間にとっては非常に不快なニオイです。特に越冬のために集団で家屋に浸入するカメムシが大きな問題になります。日本には多くのカメムシが存在し、地域によって出現するタイプが異なりますが、ここでは4種類のカメムシをご紹介します。
スコットカメムシ
色 : | 暗緑褐色 |
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体 長: |
9~11mm |
特 徴: |
羽の先が腹部より長く突き出ている。北海道から本州の山地に分布。吸汁植物はヤマハンノキ、ミズナラ、シラカンバ、ブナ。秋に大量飛来が起こることがある。 |
クサギカメムシ
色 : | 暗茶褐色 |
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体 長: |
12~18mm |
特 徴: |
目立たない色のカメムシ。ほぼ日本全土に分布。吸汁植物は豆類、モモやミカンなどの果樹。越冬飛来は山間地の大きな河川に面した建物に多い。 |
マルカメムシ
色 : | 黄褐色の地に黒い無数の微小斑点がある |
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体 長: |
5mm前後 |
特 徴: |
ガマグチ形のカメムシ。本州、四国、九州に分布。吸汁植物は大豆、小豆。家屋内で越冬することは少ない。クズが繁茂した新興住宅地で見られることが多い。 |
アオクサカメムシ
写真はアオクサカメムシの成虫と幼虫です。
色 : | 光沢のない緑色 |
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体 長: |
12~16mm |
特 徴: |
日本全土に分布。吸汁植物は果実、野菜、イネの穂など様々。各種農作物の害虫として知られる。外灯によく集まる。 |
カメムシ対策の一番おススメの方法です。窓枠重点処理とは、カメムシの侵入口になる窓、玄関、換気口、戸袋などに殺虫剤を丁寧に散布し、カメムシが室内に入る前に、その侵入口で駆除する方法です。サッシの重なり部分、溝、水抜き穴に隙間ノズルを用いて、薬液を注入するように散布します。この方法はホテルや旅館、保養所などで効果が出ています。
カメムシの飛来が始まる前、できれば直前の晴れた日に散布してください。
※家屋に浸入するカメムシ類は、有機リン系殺虫剤に対して感受性が低く、ピレスロイド系に対しては高い特徴があります。そのため残効性などからシフェノトリンが効果的な殺虫剤となっています。
カメムシコロパー
カメムシコロパーは2ウェイノズルを採用しており、そのまま噴霧して駆除するだけでなく細部ノズルを使用してサッシの隅々に散布することでカメムシの侵入を予防できる殺虫剤です。
カメムシ退治プラス忌避防除剤
カメムシ退治プラス忌避防除剤はカメムシに対して速効性がある殺虫剤です。持続効果もあるため家屋への侵入が予防できます。
業務用虫ブロックガラス用
窓ガラスに止まるカメムシを駆除したい場合におススメです。窓に吹きつけるだけで処理した面に触れた害虫が駆除できます。
金鳥カメムシ用キンチョール乳剤
カメムシ用キンチョール乳剤は、残効性と速効性を兼ね備えたカメムシ類専用の殺虫剤です。10~20倍に希釈して使用するので広範囲に散布する場合におススメです。ニオイや刺激が少ない水性乳剤。
プロコートTP
噴霧器で噴霧したり、刷毛で塗布して施工します。施工箇所から有効成分が徐々に放出するタイプの殺虫剤なので、雨や直射日光の当たる屋外で長期間防除効果を発揮します。