チョウバエ

最近、小さなハエを見かけませんか?

 体長2~5mm程度の小さなハエのような、蛾のような飛翔昆虫。いるのは気づいても、刺されるわけではないし、害がなさそうだからと放置しておくと数日たったら「なんか増えてないか?」そんなことありませんか?

 上の写真を見て「これだ!」と思ったら、それは「チョウバエ」です。当社でもお客様からの問い合わせが多い「不快害虫」のひとつです。チョウバエは小さな虫ですので市販の蚊、ハエ用のエアゾール殺虫剤で簡単に駆除できます。ただし、発生数が多すぎたり、あちこちから同時発生したりすることがよくあります。チョウバエ対策に困ったらまずはチョウバエについての知識を得てから駆除してみてください。

チョウバエの生態と種類

 国内では約60種類のチョウバエがいますが、代表的なのは「オオチョウバエ」と「ホシチョウバエ」の2種類です。

オオチョウバエ

 

色 : 黒灰色

体 長:

4~5mm

特 徴:

体の表面に毛が密生している。2本の大き目の触角があり、翅の端に白い斑点が8個ある。
発生時期: 5~10月(8~9月が最盛期)
生息場所:  湿地や沼など

ホシチョウバエ

  

色 : 白っぽい灰色

体 長:

1.3~2mm

特 徴:

体の表面に毛が密生している。2本の大き目の触角があり、翅の端に黒い斑点が5~7個ある。
発生時期: 4~12月(5~7月が最盛期)
生息場所:  湿地や沼など

 

 自然界では気温の低下とともに活動が鈍化しますが、冬でも室温が高いビルや家屋ではチョウバエが繁殖しやすい環境が整っていると発生することがあります。

 

 <繁殖しやすい場所>

浄化槽、キッチンや浴室の排水トラップ、雑排水槽、グリストラップ、排水溝、汚泥などの有機物の多い水域

チョウバエの一生

チョウバエの駆除と対策

  生態からみると、温かい時期に繁殖し、幼虫でいる期間が比較的長いのがわかります。駆除のタイミングとしては、卵には殺虫剤は効かないため、幼虫もしくは成虫の時期に駆除する必要があります。

おすすめ商品

業務用コバエジェット

 

 成虫対策から幼虫対策まで対応したエアゾール殺虫剤。市販の殺虫スプレーと同じように成虫に対して駆除するだけでなく、成分にIGR(昆虫成長制御剤)を配合しているため排水溝や汚水だまりのヌメリに吹きつけると幼虫が成虫になるのを妨げ、幼虫の段階で駆除できます。

 

 

ー 幼虫(発生源)対策 -

 幼虫の発生源は、汚泥(バクテリアの固まり、ヌメリ、ヘドロ)やスカム(腐敗した有機物の固まり)です。それらを取り除ければ発生を食い止められますが、清掃が行き届かない場合、排水溝や水周りなどの汚泥やスカムに成虫が卵を産み付け、そこで幼虫が育ちます。

スミラブ発泡錠「SES」

 

 IGR(昆虫成長制御剤)のピリプロキシフェンを有効成分とした幼虫対策薬剤。発泡錠剤なので汚水に投入するだけで成分が隅々まで行き渡ります。配管などには容器に溶かしてから溶液を流し込んで使用します。


デミリン発泡錠1%

 

 IGR(昆虫成長制御剤)のジフルベンズロンを有効成分とした幼虫駆除剤。脱皮を阻害することで成虫になる前に駆除できます。汚水に投げ込むだけの錠剤タイプです。


ー 成虫対策 ー

 チョウバエの成虫対策は、市販のハエ蚊用エアゾールスプレーでも可能ですが、使用場所に適した製品がありますので、適材を選んでご使用下さい。

浄化槽向け

チャッポリン

 

 浄化槽から発生するチョウバエ対策におススメです。浄化槽内にチャッポリンをつるすと殺虫成分が蒸散し、浄化槽の中の成虫を駆除します。


店舗・工場向け

ハニカム防虫ファンAC

 

 ACタイプの強力ファンで殺虫成分が放出される業務用防虫ファン。店舗の入り口や工場の前室など、異物混入が気になる場所に設置するだけで成虫が駆除できる機器です。